人間の毛髪は、皮膚の表面にでている毛幹と、皮膚内部にある毛根に分かれています。
そして、
毛根の根本のふっくらしたところは毛球、毛球の真ん中の窪みの下の部分が毛乳頭と呼ばれています。
この毛乳頭から栄養が取り込まれ、それが毛球内部にある毛母細胞に運ばれ、細胞分裂を繰り返すことによって毛髪が造られ、それが上に押し上げられて毛髪が成長していきます。

髪の毛自体に育つ細胞は「毛母細胞」です。
毛母細胞には寿命があり、ヘアサイクルがあります。
以前は、
この毛母細胞が育毛にもっとも重要だと考えられていました。
しかし、近年の研究では、毛母細胞以上に重要な存在がクローズアップされています。
それが「毛乳頭」です。
毛乳頭は毛母の先端(髪の毛の根っこ)にあり、毛母細胞に増殖の命令を発する、司令塔の役目をしています。
毛細血管を通ってきた髪の毛を作るために必要な栄養
(アミノ酸・ミネラル・ビタミンなど)は毛乳頭に運ばれ、実際に毛を作る毛母細胞に運ばれます。
毛乳頭は毛母細胞の細胞分裂に必要な栄養分の受け渡しという大切な役目を果たしているのですが、単にそれだけでなく毛母細胞の活動をコントロールする頭脳としての役割も担っています。
ヘアサイクルの休止期に入ると、毛乳頭は毛母細胞(毛母細胞がなくなっている場合は皮脂腺にある幹細胞に)に発毛のサインを送り、毛髪は成長期に移ります。
しかし何らかの原因で毛乳頭が育毛のサインを送らなくなった時に、抜け毛がおこります。